日本の電子政府の実現のインフラとなっている政府認証基盤(GPKI)。
政府認証基盤は、公開鍵暗号方式による電子署名を利用するシステムとして機能しており、信頼できる正当性を持った電子文書の流通や申請などに利用されています。
その中で中心的役割を果たすのが、秘密鍵と公開鍵です。この秘密鍵と公開鍵は対(ペア)になっているもので、この2つの鍵を利用して、文書を暗号化したり、復元したりします。
秘密鍵だけのあるいは公開鍵だけの暗号方式もありますが、秘密鍵と公開鍵を利用した暗号方式(現在採用されている暗号方式)が利便性・安全性が高いと言われています。
秘密鍵は利用者だけのものである一方、公開鍵は自分と認証局、そして受取人が共通して保持している鍵になります。
なお、秘密鍵の管理については、十分に気をつける必要があります。秘密鍵を盗難や漏洩により他人に利用される可能性がある場合は、直ちに該当の機関に電子署名・電子証明書の失効を依頼する必要があります。
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