実印、印鑑証明書、印鑑登録カードの盗難や紛失に遭った場合の一般的な措置として、印鑑登録の廃止申請、改印手続きを速やかに行うという方法があります。
さらに、実印、印鑑証明書、印鑑登録カードの悪用を防ぐための緊急対応措置には、実はもう一つの方法があります。
※ただし、これから説明する方法は全ての市区町村役場で利用できるかどうか分かりませんので、参考までにご覧ください。
本人以外の印鑑登録、印鑑証明書の発行を拒否
その緊急対応措置は、「本人以外の印鑑証明書の発行や印鑑登録の廃止申請、改印を拒否する」ことを該当の市区町村役場にお願いすることです。
簡単に説明しますと、仮に印鑑登録カードを紛失した場合、それを拾得した人が、その印鑑登録カードを利用して、新しい別の印鑑を登録し直し、悪用するケースが考えられます。
そうしたケースに対応するために、本人以外の人間が印鑑証明書の発行申請や印鑑登録の廃止申請、改印手続きを行うことを認めないようにします。
こうした緊急措置を取るのは、印鑑登録の廃止申請、改印手続きを行うためには、新たに別の実印となる印鑑を用意したりなど、それなりの時間が掛かってしまうと想定されるからです。
あくまで緊急措置ですが、実印、印鑑証明書、印鑑登録カードの盗難や紛失は重大な事態に発展する可能性がありますので、利用を検討することは価値があるでしょう。
改めて、新しい印鑑を登録する
上記の措置はあくまで緊急を要する場合のものです。新しい実印を作り、速やかに改めて印鑑登録を行いましょう。新しい印鑑を証明することで、トラブルを防止することができます。
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トラブルに遭った時の対処法のまとめ
実際にトラブルに遭遇したときは、混乱や困惑をして、なかなか、冷静に事態に対応することができないケースがほとんどでしょう。しかし、第2、第3のトラブルに巻き込まれないためにも、緊急措置であるとは言え、上記の方法を試してみることはきっと価値があると思います。
また、印鑑登録カード、免許証、実印とまとめて盗難にあってしまった場合のリスクを考えますと、その他の貴重な身分証明証となるパスポートや写真入りの住民基本台帳カードは別々に保管するのがよさそうです。仮に免許証がなくなったとしても、即時発行可能なパスポートや写真入住民基本台帳カードがあれば、すぐに新しい印鑑登録を行うことができるからです。
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