印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号を忘れたときの対処方法について説明したいと思います。
暗証番号を忘れたときの対応につきましては、市区町村の役所により規定が異なる場合がありますので、そのあたりも含めて、説明したいと思います。
それでは、順番に見ていきたいと思います。
印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号は3回間違えると、ロックがかかる
印鑑登録カードに設定された暗証番号は、3回間違えてしまいますと、自動的にロックがかかり、以降は再設定をしないと、印鑑証明書の発行ができなくなってしまいます。
印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号を忘れた場合・・まずは本人確認
そもそも、印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号を設定したのが、かなり前で・・といった理由で、もう忘れてしまったというときは・・、本人確認の上、窓口で再設定が必要になります。
なぜ、窓口での対応が必要かと言いますと、自分や代理人以外の第3者が印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号を”本人確認なし”で勝手に暗証番号を変更できてしまうと、印鑑証明書の悪用が容易にできてしまう可能性があるからです。(参考/印鑑証明書の悪用防止策について)
カード再発行のための本人確認は、写真付きの本人確認書類があれば、即日OK
写真付きの官公署発行の本人確認のための書類と言えば、代表的なものに下記があります。
〇写真付きの住民基本台帳カード
〇運転免許証
〇旅券(パスポート)
〇外国人登録証
など。
※会社の社員証や健康保険証では申請できませんので、ご注意ください
カード再発行のための本人確認は、写真付きの本人確認書類がない場合は?
写真付きの本人確認書類がない場合は、即日発行はできません。
なお、印鑑登録時同様、本人確認のための手順として下記の方法を行えば、間違いありません。
暗証番号の再設定はどこですればいいの?
窓口の場所は、平日であれば、お住まいの市区町村の役場の窓口で再設定を行うことできます。休日の場合は、休日窓口センターを用意している市区町村であれば、再設定が可能です。
※ここで注意しなくてはいけないのは、引っ越しなどでお住まいの住所が変わっていて、住民票が移動している場合は、印鑑登録も新しい市区町村で行う必要があるということです。
仕事などが忙しくて・・平日も行けない・・休日窓口センターもない・・
独身の方であれば、なかなか平日に休みを取りにくくて・・といった方も少なくないのではないでしょうか。
そういった場合は、代理人にお願いするという方法もあります。(代理人に委任する際には委任状が必要になります。下記に無料テンプレートをご用意しましたので、必要であれば、お使いください)
ただし、印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号の再設定を代理人に委託することを認めているか、認めていないかはお住まいの市区町村によって、バラツキがありますので、念のため事前に役所にお問い合わせください。
印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号再設定用の委任状
本人記入箇所には、必ず自署及び登録されている印鑑(実印)で押印してください。
住民基本台帳カードの暗証番号を利用していたとき
印鑑証明書をコンビニなどで取得できる便利な住民基本台帳カードですが、住民基本台帳カードで暗証番号を管理されていた場合、住民基本台帳カードの暗証番号を再設定する必要があります。
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まとめ
印鑑登録カード(印鑑登録証)の暗証番号を忘れたときのまとめと題して、お送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
印鑑登録カード及び印鑑証明書の悪用が大きなリスクを伴うことは、当サイトでも繰り返し言い続けていますが(悪用した事件は毎年、繰り返し起きています・・)、そうした悪用防止のためのリスク管理には「暗証番号の管理」も含まれています。
印鑑登録カード(印鑑登録証)そのもの、そして、カードの暗証番号の管理は十分に気をつけましょう。
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