割印は、長方楕円形の形をした印鑑であることが多く、二つ以上の独立した文書の同一性や関連性を証明するために使用されます。
同一性を証明する例としては、同じ内容の2枚の領収書や契約書を1枚、先方に送る際に割印を押すことがあります。同一性を証明する理由は、先方に内容の改ざんや加筆されるのを防ぐという目的もあります。
また、割印は、会社実印・銀行印・角印とともに「法人印」として知られています。
なお、割印とよく似た押印に「契印」がありますが、契印は契約書が2枚以上にわたる場合に、1つの文書であることを証明するために利用される印鑑で、ページにまたがって使用されます。
ちなみに、割印は契印のように必ずしも記名(署名)の末尾に押した印と同じでなくてもよいとされています。
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割印についてのまとめ
簡単にかつ安い費用で、2枚の書面に同一性を持たせることを考えると、割印や契印という仕組みも非常によくできたシステムと言えます。また、改ざんを防ぐと言う意味では、イメージとして3万円を超える領収証に収入印紙を貼り付けますが、印紙と領収証の2つにまたがる形で割印のような形で判を押すというのが分かりやすい感じでしょうか。
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