実印とセットで使用される印鑑証明書ですが、必要になる場合は3ヶ月以内に取得したものなどの”条件付き”である場合が多いです。では、印鑑証明書そのものに有効期限はあるのでしょうか?
印鑑証明書そのものには基本的に有効期限はない
印鑑証明書には基本的に有効期限がありません。基本的にと言いますのは、印鑑証明書は古いものでも登録事項に変更などが無ければ、”いつでも”使用できるからです。
しかし、不動産や自動車などの売買契約の際に、印鑑証明書を要求される場合には「発行から3ヶ月以内のもの」「発行から6ヶ月以内のもの」を持ってきて欲しいと言われることがあります。
これは、提出する側が「印鑑証明書」に有効期限を設定しているということに他なりません。つまり、印鑑登録書の有効期限は提出先に決定権があるということです。
逆から考えて見ますと、不動産や自動車といった大きな買い物をする際に、”古~い”印鑑証明書を持ってこられるとちょっと不安ですよね…(^^;)
ですから、大きな取引の際は「発行から3ヶ月以内の印鑑証明書」を用意すれば、とりあえず問題ありません。
最後に一つ、最初に言ったように印鑑証明書の有効期限は基本的にありません。つまり、不要になった印鑑証明書を悪用される可能性は印鑑証明書が無くならない限り、”あり得る”ということです。
印鑑証明書などの管理には十分気をつける必要があります。
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印鑑証明書の有効期限についてのまとめ
印鑑証明書の有効期限はなぜ、定められていないのでしょうか?
それは、印鑑登録という制度は、その印鑑の信頼性を保証するものであって、それに期限を設けてしまうと、今度はその印鑑は仮に定められた期間を過ぎると効果がなくなってしまうということになってしまいます。それは、一定期間を過ぎると、その印鑑は信頼できませんよ・・・ということになってしまいます。
また、その期間をどのように定めるのかということもあります。例えば、仮契約で預かっていた印鑑証明書だけど、本契約が随分先になってしまい、本契約を結ぶ頃には印鑑証明書の有効期限が切れてしまって・・・ではビジネスでは・・・信頼を失いかねません。
ですから、印鑑証明書はその効果を保証するものであり、期間などを第3者である自治体などが設定することは難しいということです。
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